朝出勤時にアゴや頬に絆創膏やティッシュを貼っている男性を見かけることがあります。あーまたやっちゃったなって思いますよね。ヒゲ剃りをする男性にとってカミソリ負けや切り傷は忙しい朝にはちょっとやっかいなことです。
血がでてしまった時は、とにかく早く血を止めたいと焦ってしまいます。カミソリ負けをした肌や傷に効く薬を常備していれば、焦ることなく傷を癒すことができますね。
カミソリ負けに効く薬の選び方
カミソリ負けをしたら、すぐにでも症状を和らげたいですね。症状がひどい場合は自己流で治そうとせずに皮膚科を受診した方がいいですが、比較的軽症の場合は市販薬でも効果があります。
カミソリ負けは人によって症状が違うのでそれぞれに合った薬を使うことをおすすめします。どの薬を使っても改善が見られない、塗ると症状が悪化するという場合はやはり病院を受診した方がいいですよ。
カミソリ負けにおすすめの市販薬を症状別でご紹介
病院に行くほど症状がひどくないという人は、ドラッグストアで手軽に手に入る市販薬のぬり薬を使うといいですよ。
カミソリ負けと言ってもその症状はいろいろなので、症状に合ったぬり薬を使うのがいいですがどれを買ったらいいかわからない時は薬剤師さんに相談してみましょう。
カミソリ負けの症状
- カサカサする
- ヒリヒリする
- 赤くなって痒い
- 湿疹がでる
- ニキビにような吹き出物 など
カミソリ負けにいいと言われる市販薬を紹介しているので、自分の症状と照らし合わせて参考にしてください。
オロナイン
オロナインH軟膏は小さい頃にすり傷や切り傷を作った時に塗ってもらったという人も多いでしょう。ヒゲ剃りはカミソリの刃で皮膚の表面を削りとっているので、ある意味すり傷や切り傷と同じですね。
有効成分が傷を消毒して細菌の侵入を防いで肌を保護してくれます。ヒゲ剃り後にヒリヒリする人にはいいですね。でもかゆみ止め成分は入っていないので、かゆみを治したいという人は他の塗り薬を試してみましょう。
メンソレータム
メンソレータムもよく聞く名前ですが、中でも「メンソレータムヒリプロ」はヒゲ剃り後の炎症に特化した塗り薬です。清涼感がありかゆみも緩和します。ほかにもヒリヒリ感や赤みやブツブツを抑える効果もあります。
ラナケイン
ブツブツや湿疹はないけれど、かゆみをなんとかしたいという人はラナケンSがいいですね。有効成分が局所麻酔作用でかゆみを抑えてくれます。ほかにも傷の回りの雑菌が増えるのを防いでくれる殺菌作用もあります。
ワセリン
ヒゲ剃りは皮膚の表面を削るので乾燥肌になりがちです。肌の弱い人や敏感な人はより乾燥肌になりやすいので、ヒゲ剃り後はしっかり保湿をする必要があります。保湿に効果があるのがワセリンです。
ヒゲ剃り後に乾燥肌でカサカサしてかゆみがある人は使ってみるといいですよ。
ニベア
ニベアは軽度のカミソリ負けには保湿として効果があります。乾燥してカサカサしている程度には大丈夫です。炎症を抑える効果はないので、赤みがあったりかゆみがある場合には、他の炎症効果がある塗り薬を使いましょう。
ヒゲ剃り後ではなく、シェービングクリームの代わりとして使えます。保湿性があるクリームなので剃る前に肌に塗ることで肌を保護してくれます。肌が弱くてシェービングフォームやジェルなどが使えない人でも安心して使えますよ。
ただカミソリの刃の間にニベアが入り込んでしまうので、洗う時はお湯で洗い流しましょう。ニベアが残ったままにしていると、雑菌繁殖の原因になるのでしっかりお手入れしましょうね。
カミソリ負けの症状 原因と改善方法
カミソリ負けの原因はカミソリによる肌の小さな傷です。この傷が治ればいいわけなんです。指を切ってしまっても数日経てば治るのと同じで一番の改善方法はヒゲ剃りをしないことです。
でも余程ヒゲが薄い人でなければ、ヒゲ剃りは毎日するものなので傷が治る暇がありません。カミソリ負けの症状はいろいろあります。
カミソリ負けの症状
- ヒリヒリして痛い
- 痒みがある
- 赤みがある
- 湿疹ができる
それぞれの症状に原因があります。
ブツブツができてかゆみや湿疹も
ヒゲ剃りをしたところがブツブツしてかゆみや湿疹ができているのはカミソリ負けをしている証拠です。かゆい所を掻くことで傷を作って細菌などが入り込んで症状を悪化させてしまいます。
湿疹ができているから今日はヒゲ剃りをしないというわけにもいかないので傷が癒える前にまたカミソリで削ってしまうということになります。
かゆみや湿疹がでる原因
- カミソリが不衛生
- 逆剃りから始める
- ヒゲ剃り後の肌ケア不足
- 金属アレルギー
お手入れ不足で不衛生な状態のカミソリは傷に細菌を塗りつけるようなものです。使用後毎回きちんと水洗いして刃の間にはさまっている物を取り除くようにしましょう。
逆剃りした方がきれいに仕上がるからと、いきなり逆剃りから始めるのは肌への負担が大きいです。ヒゲと一緒に皮膚まで引っ張られるのでヒリヒリや出血の原因になり、しなくてもよいカミソリ負けをしてしまいます。
順剃りをした後残った部分だけをするようにしましょう。
ヒゲ剃り後は肌が乾燥状態になっているのでしっかりと保湿をしましょう。よくローションをパシャパシャつけて終わりという人もいますが、それではせっかくつけた水分が蒸発してしまうので、クリームで閉じ込めて保湿します。
2つもつけるのが面倒という人は、オールインワンタイプのものがあるので使うと便利ですよ。
アレルギー体質の人はカミソリの刃で金属アレルギーの症状が出る可能性があります。チタン製のカミソリを使うというのも1つの手段です。かゆみや湿疹が強い場合は、自己判断で市販薬を使うよりも皮膚科を受診する方がいいですよ。
化膿したり炎症が見られる
ニキビのような吹き出物ができている場合は細菌(ブドウ球菌)が原因の場合が大きいです。毛嚢炎と言ってカミソリでできた小さな傷から細菌が入り込んで炎症を起こしている状態です。
毛嚢炎になりやすい人
- 免疫力が落ちている
- 食生活が乱れている
- 深剃りをする
- 毛抜きでヒゲを抜く
免疫力が落ちていると、毛嚢炎だけでなくいろんな病気にかかります。ストレスフリーの生活を心がけるようにしましょう。また脂っこい食事や偏った食事をしている人も気を付けましょう。
ヒゲが濃いからとつい深剃りしてしまう人もいますよね。何度も肌にカミソリをあてたり、強く押し付けることで肌に大きなダメージを受けより傷ができやすくなります。
ダメだとわかっていてもつい毛抜きで抜いてしまう人も要注意です。毛抜きでダメージを受けた部分にブドウ球菌などの細菌が入りこみやすくなります。
プラスして免疫力が落ちていたり、食生活が乱れていたり、深剃りをする人なら毛嚢炎がさらにできやすい状態になります。
毛嚢炎がたくさんできてしまったら、化膿止めの薬を飲むのがいいでしょう。市販薬もありますが、皮膚科を受診して適切な処置をしてもらう方が早く治ります。
カミソリ負けで色素沈着する原因とは?
ヒゲ剃りでカミソリ負けをして色素沈着の黒ずみができることってありますよね。見た目にもあまりよいものではないので早く治したいですね。
色素沈着の原因
- カミソリの刃の状態がよくない
- シェービング剤を使わないで剃る
- 剃った後の肌ケアを怠っている
ヒゲ剃り自体が肌に刺激を与えているので、少しでも刺激を少なくしてあげることが大切です。切れ味の悪い刃やシェービング剤を使わないで剃ると、肌にダメージを与えてメラノサイトが活性化されて黒ずみの原因になります。
剃った後の肌はしっかりと保湿をして肌ケアをしましょう。