毎日の髭剃りって面倒だし大変ですよね。髭剃りのカミソリでうっかり切り傷を作ってしまったという経験をしたことがある人は多いでしょう。また髭剃りをするとなぜが肌がかゆいという人もいます。
髭剃り跡のかゆみの原因や対策について紹介します。
髭剃り後に痒みが出るようになった原因は?
髭剃りをした後にいつも痒みが出るという人がいます。髭剃りはカミソリ派と電子シェーバー派といますよね。かゆみの原因はどんなことが考えられるでしょうか。
T字カミソリの刃
T字カミソリの場合に原因はいくつかあります。
T字カミソリが原因の場合
- 肌に強く押し付ける
- 何度も往復させる
- 刃の切れ味が悪い
- 刃が汚れている
- 刃の枚数が少ない
T字カミソリは直接刃を肌へあてながら剃りますね。カミソリでの髭剃りは肌の皮膚を削っています。ヒゲが多く濃い人は、つい肌に強く押し付けて深剃り気味になってしまいます。
剃り残しをしないようにと何度も刃を往復させる人もいます。刃を往復させる度に肌を削っていることと同じことなので、髭剃り後に肌がヒリヒリしたり痒みが出るという人もいます。
カミソリは使用後毎回きれいに掃除をしましょう。髭剃り後は刃の間に剃ったヒゲやシェービングフォームなどが詰まっています。それをきれいにしておかないと、雑菌が繁殖し刃を痛めて切れ味が悪くなります。
切れ味の悪い刃は、ヒゲにひっかかったりして余計に肌を傷めます。髭剃りによる切り傷などから雑菌が入り込んで痒みの原因になります。いくら毎回きれいにしていても刃は傷んでくるので、2週間程度を目途に交換するようにしましょう。
ヒゲが多く濃い人はもう少し早いサイクルになります。カミソリの刃の枚数は1~2枚よりも4枚刃や5枚刃など刃の数が多い方が1回動かした時のヒゲを剃る量も多く、動かす回数を少なくすることができ結果的に肌ダメージが少なくてすみます。
電気シェーバーの衛生
電気シェーバーはカミソリのように直接刃が肌にあたることはありませんが、かゆみが出る原因はあります。カミソリのように外からは刃の状態が見えないので、メンテナンスを忘れがちになります。
カミソリの刃は2週間くらいで使い捨てという感じですが、電気シェーバーの刃は頻繁に交換はしませんが、毎日使うと劣化していきます。劣化した刃は切れ味の悪くなったカミソリの刃と同じ状態です。
剃り味が悪くなると何度も肌を往復させてしまいます。その結果肌ダメージが大きくなってかゆみが出てしまいます。電気シェーバーも日々のメンテナンスと刃の交換はきちんとしましょう。
シェービングジェルが合っていない
髭剃りの前にシェービングジェルを塗るという人も多いですね。
シェービングジェルの効果
- 髭が柔らかくなる
- 肌の摩擦を抑える
- カミソリの刃の滑りがよくなる
- 毛穴が開く
シェービングジェルを使うことでカミソリの刃の滑りがよくなってカミソリと肌の間の緩衝材となります。刃の滑りがいいからと何度も刃を往復させると肌のダメージは大きくなりカミソリ負けの原因になります。
シェービング剤は髭剃りを便利に快適にするためのアイテムです。髭を剃るには便利なアイテムですが、アルコール成分が含まれているものがあります。肌の弱い人はアルコールアレルギーを引き起こすことがあります。
髭剃りの時に毎回かゆみが出たりヒリヒリしたりするという人はシェービングジェルをノンアルコールに変えてみるといいですよ。
髭剃りでかゆみがでないための対策
髭剃りでかゆみがでる原因って何でしょうか。
髭剃りでかゆみが出る原因
- カミソリの汚れ
- シェービング剤が肌に合わない
- 剃り方が間違っている
髭剃り後のカミソリや電気シェーバーのお手入れはきちんとしていますか?髭剃り後はカミソリの間や電気シェーバーの内側に剃ったヒゲやシェービング剤が残っています。
これらが雑菌となってきちんと掃除をしていないと次に髭剃りをする時に肌に付着してかゆみとなって現れてしまいます。
髭剃りの前にシェービング剤を使う人は多いですが、含まれているアルコール成分にアレルギー反応が出てかゆみがでてしまう人もいます。敏感肌や肌が弱いという人は、ノンアルコールのシェービング剤を使いましょう。
ヒゲが多くて濃い人はつい深剃りになりがちです。何度もカミソリを往復させたり、刃を肌に強く押し付けたり逆剃りをしたりします。髭剃りはヒゲも剃りますが、一緒に皮膚も削ってしまいます。
つまり髭剃りをするたびに小さな傷が肌にできています。そこに雑菌などがつくとかゆみがでてしまいます。髭剃りでかゆみがでないためにカミソリや電気シェーバーはいつも清潔な状態にしておきましょうね。
髭剃りでかゆみが出てしまったら
髭剃りでかゆみが出てしまった時の対処法を紹介します。対策はきちんとしているのに、かゆみが出てしまった場合は体調が悪かったりする可能性があるので体調管理も大切ですね。
かゆみ止めの薬
髭剃りでかゆみが出たら手っ取り早くかゆみを抑える方法としてかゆみ止めの薬を塗るという方法があります。髭剃りのかゆみに効く市販薬を紹介します。
- メンソレータムヒリプロ
- オロナインH軟膏
- 新レスタミンコーワ軟膏
メンソレータムヒリプロは髭剃りの時の肌トラブルの治療に特化した塗り薬です。清涼感があり早く止めたいかゆみを和らげてくれます。
オロナインH軟膏は昔からずっと使われ続けている塗り薬です。子供のころ転んで擦り傷などができたときによく塗っていたという人も多いのではないでしょうか。細菌の侵入を防いで肌を保護してかゆみを抑えてくれます。
新レスタミンコーワ軟膏は、髭剃りによるかゆみや蕁麻疹や湿疹に効果的です。かゆみの原因のヒスタミンの働きを抑えてくれます。ラナケインSは、雑菌の増殖を防いで局所麻酔作用でかゆみに効果的です。
かゆみが出たらすぐに塗れるように、自分にあった塗り薬を常備しておくといいですね。
病院に行く目安やタイミング
髭剃りでかゆみが出た時は、手持ちの塗り薬を塗って治るのならいいですが、いつまでも痒みが続くという場合は病院へ行くのをおすすめします。もちろんかゆみが出た時に、すぐに病院へいくのもいいですよ。
ただ病院となると時間や費用面を考える必要があります。病院では内服用の抗菌薬や外用の抗生剤が処方されることが多いです。抗菌薬や抗生剤は長期間使うと耐性をもって効かなくなることもあります。
疲れていたりして体調が悪いと肌が敏感になってかゆみがでることがあるので、免疫力を低下させないように肌コンディションを整えて食事や生活習慣に気を付けるようにすることも大切なポイントです。
アレルギーの場合の注意
髭剃りでかゆみがでる原因アレルギーの場合があります。ヒゲを剃る前に使うシェービング剤に含まれているアルコール成分でアレルギーが出る場合は、ノンアルコールのシェービング剤に変えましょう。
髭剃り後にアフターシェービングとして使う化粧水や乳液などの成分にも気を付けましょう。髭剃り後は特に肌が敏感になっているので、アレルギー成分が含まれている化粧品類は控えるようにしましょう。
髭剃り後かゆみと湿疹もでたら?
髭剃り後にかゆみだけでなく湿疹もでたら、自己流で治そうとせずに病院へいくことをおすすめします。湿疹と言ってもいろいろあり、尋常性毛瘡は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌と言った細菌が原因で赤いブツブツが出ることがあります。
見た目は同じ湿疹でも、白癬菌が原因だと白癬性毛瘡、カンジダ菌だとカンジダ性毛瘡などカビの仲間が原因であることもあります。それぞれの原因によって治療法も違ってくるので自己判断は危険ですよ。
髭剃り中と後のスキンケア
髭剃りのかゆみを防ぐには、髭剃り中と髭剃り後のスキンケアが大切です。髭剃り前にはシェービング剤でヒゲを柔らかくしてカミソリの刃が肌にひっかからないようにしましょう。
髭剃り後はヒゲがなくなってさっぱりしてそのままでいたいという気持ちはわかりますが、剃ったままにしておくと肌が乾燥してカサついたり、ニキビや肌荒れの原因になります。髭剃り後は必ず保湿をするようにしましょう。
- 化粧水やアフターシェービングローション
- 乳液や美容液
まずは化粧水やアフターシェービングローションで肌を整えます。アフターシェービングローションで爽快感があるのはアルコールが含まれている場合があるので、使った時にヒリヒリ感があるときはノンアルコールのものを使いましょう。
化粧水やアフターシェービングローションだけで終わりという人もいますが、それだとせっかく肌に与えた水分は蒸発してしまうので乳液や美容液でしっかりとフタをしましょう。
髭剃り後は肌が乾燥気味という人はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなど保湿効果のある成分が入ったものを使うといいですよ。
髭剃り後のスキンケアをきちんとして肌コンディションをよくしていれば、次の髭剃りで肌ダメージを少なくできますよ。
ヒゲ脱毛で髭剃りの間隔をあける
髭剃りのかゆみを防ぐのに一番よい方法は、毎日髭剃りをしないことです。髭剃りの回数が少なくなり刃が肌にあたる間隔が空けば空くほど肌ダメージは少なくなります。そのためにおすすめなのはヒゲ脱毛です。
ヒゲ脱毛をすれば毎日→週3回→週1回→2週間に1回とどんどんと髭剃りのサイクルも長くなり最終的には髭剃りなしの生活も期待できます。
ヒゲの毛質や毛量によって脱毛に通う回数や期間は変わってきますがどんなに剛毛なヒゲの人でも根気よく通えば必ず毎日の髭剃りルーティンから解放されます。
一生髭剃りをしながら肌荒れやかゆみと付き合うよりちょっと面倒でもヒゲ脱毛に通った方が賢い選択かも知れませんよ。